こんにちは、アヤトです!
映画『シン・ウルトラマン』が公開されて
いますが、米津玄師さんが担当されている
主題歌の『M八七』もやばい人気ですね!
SNS上ではシン・ウルトラマンを見た後に
流れたのを聴いて、米津玄師さんとの
「ウルトラマン解釈バトルに負けた…!」
と敗北を宣言するファンが続出している
ようです。
ところで、曲のタイトルはなぜ『M87』
ではなく漢字の『M八七』表記なの
でしょうか?
読み方は「はちじゅうなな」でいいの
でしょうか?調べてみました。
目次
M八七の読み方は?
映画『シン・ウルトラマン』の主題歌で
米津玄師さんのニューシングル『M八七』
が5月18日にリリースされました。
短くシンプルな曲のタイトルですが、
漢数字表記が読み方にちょっとした
戸惑いを感じますよね。
『87』であれば「はちじゅうなな」と
あんまり深くは考えずに読めるかと思い
ますが、漢数字にされると「はちなな?」
とどっちで読んでいいか迷います。
調べてみると、YouTubeで公開された
米津玄師さんの『M八七』に関する特別
ラジオでは「エム ハチジュウナナ」
と紹介されています。
米津玄師さんの新曲『M八七』は映画
『シン・ウルトラマン』からのオファーを
受けて作られたものなので、歌詞なども
「ウルトラマンとはなんぞや?」と原点を
踏襲したこだわりの一曲となっています。
M八七はなぜ漢字?
曲の読み方が『エム ハチジュウナナ』だ
ということはわかりましたが、
なぜわざわざタイトルを漢数字にしたの
でしょうか?
『M87』と『M八七』、並べて見ると
“M”との親和性があるのはアラビア数字の
『87』ですよね。
『M八七』にした理由はYouTubeの動画
『米津玄師 M八七 Radio』内で話されて
いました。
実際の米津玄師さんのコメントを聞きたい
方は13:43分頃までジャンプしてみて
ください。
これによると、曲はウルトラマンの原点
を大切にする意味で本来の設定である
母国『M87星雲』から、『M八七』の
方がいいのではないか、という流れで
決まりました。
原点といえば、ウルトラマンの初回放送が
行われたのは1966年7月17日でした。
当時は終戦から20年経ったところで、
現在と比べると欧米化が進む前だったと
考えられます。
なので、脚本などを作る段階では
『M八七星雲』とMの後ろは数字も全て
漢字で書くのが自然であったのかな、と
思われます。
M八七星雲』と書かれた当初の脚本画像
は残念ながら見つかりませんでしたが、
イベントで配られた初期の復刻台本は
見つかりました。
目をよく凝らしてみると、日付はアラビア
数字で書かれているようです。
M八七の意味を詳しく知りたい方はこちらをチェック! |
曲が発表された当初は漢数字にかなり強い
違和感を感じましたが、馴染んでみると
なんとなく「かっこいい」印象に変わり、
『M八七』の方が自然に見えてきますね。
シン・ウルトラマンと曲との解釈がやばい!
『M八七』へのSNSの反応を見ていると、
『米津玄師に負けた…!』と呟いている方
が非常に多いように感じます。
米津玄師さんにとってはウルトラマンは
『好きだったらしい』という感覚で
その時のことをあまり覚えていないそう。
それでも『ウルトラマン』をもう一度
深く掘り直し、素晴らしい解像度で
映画『シン・ウルトラマン』を何倍も
盛り上げる曲を作れるのはなんという
才能の高さでしょうか。
シン・ウルトラマンを観てしばらく経つと嫉妬心が湧いてきた。樋口&庵野はねいいんですよ最強の特撮オタクだから 米津玄師!米津玄師だよ!いきなりしゃしゃってきた癖に、人生の大半をウルトラマンと過ごした俺よりもウルトラマンの事を解っている歌詞書きやがってM八七買ったし他の歌も聴きます
— でるた (@delta0401) May 16, 2022
文章化したら「なんで自分がシン・ウルトラマンをだいぶ気に入ったのか」にある程度答えが出せたあとそのあとM八七の歌詞読んだら「全部ここに書いてある!!!!!!!!!」ってなったので私もいま負けました米津玄師に…………
— マシーナリーとも子@サイボーグVTuber (@barzam154__) May 18, 2022
米津玄師さんはウルトラマンを
好きだった時のことはあまり覚えていない
と語っていますが、『その時のことも
消えたわけではなく、自分が成長する
過程で確かに大切な部分だった』という
ことを拠り所に曲を制作されました。
米津玄師さんのインタビューによれば、
この曲のテーマは『祝福』。
ウルトラマンというのは、地球を防衛して、市井の人間を庇護する存在であるわけですよね。それはある種、祝福を与えるものでもあると思うんです。
自分は子供の頃、それこそ庇護される対象だったわけだし、いろんな祝福を受けて生きてきた。覚えてはいないけれど、そのうちの1つにウルトラマンがあったはずなんです。
「パプリカ」を歌ったり踊ったりしていた子供たちも、大人になったときにみんながみんなそのことを覚えているわけじゃないと思う。ひょっとしたら、ものすごく少ない人の記憶にしか残らないかもしれない。ただ、そうだったとしても、その体験自体はなくなるわけではない。
それと同じで、自分がウルトラマンを好きだったという事実は、記憶の底のほうに沈殿してしまっているのかもしれないけど、そこを土台に1つひとつ人間性を積み上げていって、それが今の自分につながっている実感があるんですよね。
だから自分が「シン・ウルトラマン」の主題歌を書くにあたっては、自分が子供のうちから受けてきた恩恵や祝福があること、そして自分もそういう祝福を今の若い世代に対して与えなければいけない立場であるということを考えました。
自分の過去にも未来にも、そういう存在が確かにいる。そういう祝福の連鎖を書きたかったんです。
出典:音楽ナタリー
ウルトラマンが『人々の祝福』であると
いう視点、そして自分もそういう祝福を
他の人々に与えたいという思いを聞いて
なんだか涙が出てきそうです。
筆者は子供の頃のことを聞いても覚えて
いなかったことは「えー、そうかなあ」
とあまり深く考えずにまた忘れてしまい
ますが、皆さんはどうでしょうか?
米津玄師さんは『覚えていない自分』を
掘り下げ、子供の頃からの周囲の愛情や
忘れてしまった記憶も『自分の土台として
確かにある』という確信。
こういった部分がきっと、米津玄師さんが
共感できる曲を作り続けられる秘訣なの
ではないでしょうか!
まとめ
ここまでお読みいただきありがとう
ございました。今回はシンウルトラマンの
主題歌『M八七』の読み方などについて
調べてみました。
- M八七の読み方は
『エム ハチジュウナナ』 - ウルトラマンの原点に立ち返るという
視点から曲のタイトルが『M八七』に
決まった - ウルトラマンが作られたのは1966年で
当初は『M八七星雲』とMの後ろは
全て漢字で書くのが自然だったのでは
ないかと思われる - ウルトラマンが地球を守るのは
地球人にとって『祝福』であり、
自分も受けてきたたくさんの『祝福』を
若い世代に与えていきたいという思いから
曲を作った
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