こんにちは、アヤトです!
週刊少年ジャンプの呪術廻戦、アニメも10月から始まり、
じわじわと人気を伸ばしていますね!
「呪術廻戦」はタイトルのまま、呪いのについての話なので、
難しい読み方だったり、一見して意味がわからない言葉もあるかと思います。
ということで今回は呪術廻戦のタイトルや意味、
この漫画の要となる「両面宿儺」とは何か?実在したか?
について調べてみました。
目次
呪術廻戦とは
タイトル | 呪術廻戦 |
作者 | 芥見下々 |
連載開始 | 2018年3月5日 |
掲載し | 週刊少年ジャンプ |
巻数 | 14巻(2020年12月現在、0巻を含む) |
アニメ放送 | 2020年10月3日〜 |
アニメ製作 | MAPPA |
「呪術廻戦」はもともと「ジャンプGIGA」で2017年に4話完結の月刊連載として
描かれていた漫画が週刊連載としてスタートした作品です。
タイトルの通り「呪い」を使って戦うストーリーで、
東京の「都立呪術高等専門学校」が主な舞台となっています。
負の感情が集まったものを「呪い」としており、「呪霊」と呼ばれる呪いを
具現化した化け物や呪いを取り除く「呪術師」が登場します。
筆者は読むうちに慣れてしまったのですが、敵として出てくる呪霊が
結構グロテスクな形で描かれているので、読んでみたものの生理的に
受け付けられない…という人もいるのではないかと思います。
主人公をはじめとする仲間やライバルと、自分より強い敵とのやり取りを
経て力強く成長していく展開がジャンプ漫画らしく、多くの人を惹きつけています。
呪術廻戦の読み方や意味は?
タイトルの「呪術廻戦」は、一瞬読み方に迷いますよね。
呪術まではわかるとしても、その後が一発で変換できる方が稀です。
読み方は「じゅじゅつかいせん」と読みます。
じゃあ廻戦って何?と思って調べてみたところ、
「廻」:物の外側をまわる、方向を変える、円を描くようにしてもとに戻る
などの意味があるので、呪いによる戦いが終わりがないくらい続いていくという
具合の意味なのではないかと思います。
両面宿儺とは?
呪術廻戦の中での重要人物の中に「両面宿儺(りょうめんすくな)」という
キャラクターが登場します。
作中では両面宿儺は顔が2つあり、腕が4本(指は20本)の呪いの王と
説明がありますが、遺物である「指」が各所に保管されているため
序盤からは完全体ではないので顔は1つ、腕は2本の状態で描かれています。
主人公が20本ある指のうちの1つを取り込んでしまったため、
普段の「両面宿儺」は主人公の体の内側にいますが、作中最も強い
キャラクターとして描かれています。
作品では「実在した人間」と語られていますが、実際はどうなのでしょうか?
日本書紀に記録が?実在したの?
「両面宿儺」について調べてみると、日本書紀に記載がありました。
また、各地でも伝承がさまざま異なりますが、仁徳天皇の時代(5世紀頃)に
現れたとされ、
- 飛騨国(ひだ:現在の岐阜県)の異形の人、鬼神
- 武振熊命に討たれた凶賊
- 毒龍退治や寺院を建てた豪族
という逸話があります。
六十五年 飛騨國有一人 曰宿儺 其為人 壹體有兩面 面各相背 頂合無項 各有手足 其有膝而無膕踵 力多以輕捷 左右佩劒 四手並用弓矢 是以 不随皇命 掠略人民爲樂 於是 遣和珥臣祖難波根子武振熊而誅之
(現代語訳)
六十五年、飛騨国にひとりの人がいた。宿儺という。一つの胴体に二つの顔があり、それぞれ反対側を向いていた。頭頂は合してうなじがなく、胴体のそれぞれに手足があり、膝はあるがひかがみと踵がなかった。力強く軽捷で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢を用いた。そこで皇命に従わず、人民から略奪することを楽しんでいた。それゆえ和珥臣の祖、難波根子武振熊を遣わしてこれを誅した。出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%A1%E9%9D%A2%E5%AE%BF%E5%84%BA
「呪術廻戦」では触れられませんでしたが、これによると足も4本あったようですね。
筆者が作品を読んだときは、和風ホラーゲームとして人気が高い「零」シリーズの
ような、村での残酷な儀式の失敗や人柱で無念に散った思念が集まって
生まれた存在なのかな?と思いましたが、ちょっと違ったようです。
日本書紀では天皇制に反する勢力は蔑視として土蜘蛛などの異形として
書かれていたようなので、両面宿儺の姿はこれに準じた表記なんですね。
一方、飛騨では英雄として語られる場合が多いようです。
見た目は異形で「巨人」とされていますが、寺を開いたり、
司祭として地域の統率を行い住民に信仰や農業を指導したともいわれています。
そのため、岐阜県高山市では伝説の偉人として現在も毎年11月ごろに
「飛騨にゅうかわ宿儺まつり」という祭りを行っているそうです。
結局、実在した?
逸話が複数残っていることからも、モデルとなった人物は存在したのではないかと
考えられます。
実際の姿形がどうだったのかは知ることができませんが、
外国には古い歴史の中に後頭部に顔を持つ男「エドワード・モードレイク」や
多肢症で足が4本ある「マートル・コーピン」のように形態異常を持って生まれた方も
存在したといわれているので、モデルがそれらを併せ持っていた可能性も考えられますね。
ちなみに、岐阜県高山市には両面宿儺が住んでいたとされる
「宿儺洞窟」なるものがあります。
中は鍾乳洞になっており、歩道が整備されているので観光スポットにもなっています。
詳しい場所はこちら。
また、両面宿儺が開山したといわれているお寺「飛騨国千光寺」も存在しています。
公式HPにも「開山」の欄に両面宿儺の文字が。
こちらの説明では「豪族」とされています。
寺号:千光寺
山号:袈裟山(けさざん)
開山:両面宿儺(りょうめんすくな) 4世紀
開基:真如親王(しんにょしんのう)(平城天皇皇太子・弘法大師十大弟子の一人)
宗派:高野山真言宗
住所:〒506-2135 岐阜県高山市丹生川町下保1553
電話: 0577-78-1021
住職:大下大圓(おおした だいえん)
高野山傳燈大阿闍梨
外観は以下のような感じです。
最初の1枚、本堂の一番下にある仁王門というそうなんですが、
「呪術廻戦」に出てくる両面宿儺の領域として描かれているものに似ています。
もしかすると、ここが作品のモデルになっているのかもしれませんね。
出典:https://00m.in/mZFD4
(両面宿儺の領域展開:伏魔御厨子)
場所はこちら。
こちらの千光寺には「両面宿儺」の像もあるようです。
平たい像のためか、右側にもう一つの顔が見えますね。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回は週刊少年ジャンプ、アニメで人気急上昇中の作品「呪術廻戦」について
調べてみました。
- 「呪術廻戦」の読み方は「じゅじゅつかいせん」
- 意味は「呪いによる終わりのない戦い」を指していると思われる
- 両面宿儺は日本書紀では天皇制の反対勢力を蔑視する表現で書かれている
- 飛騨国(現在の岐阜県)では伝説の偉人として祀られている
- 両面宿儺が住んでいたとされる鍾乳洞や、開山した千光寺がある
- モデルになった人物はいたのではないかと考えられる
日本書紀では大悪党、飛騨国では英雄と真逆のことが書かれていました。
呪術廻戦では「呪いの王」として人類を脅かす存在という立場で描かれていますが、
主人公の元に両面宿儺の指を20本集めるストーリーの中で、今後どういうふうなキャラクターになっていくのか気になります。
また、両面宿儺以外でも魅力的な登場人物の名前の由来や
アニメのオープニングについてもまとめてありますので、気になった方は
ぜひこちらもお読みください!
呪術廻戦で実在する苗字の読み方や由来は?虎杖や禪院(ぜんいん)はいる?
vivid viceの歌詞や意味と読み方は?【呪術廻戦OP2期】
呪術廻戦OP2期のwho-ya extendedとは?読み方やメンバーは?
禅院(禪院)家の家系図まとめ!直哉の術式や伏黒との関係は?【呪術廻戦】
呪術廻戦は2020年12月現在で本編は13巻まで発売されており、
全編面白いので、これからの展開を楽しみに応援していきたいと思います!
コメント